概要
ゴールデンボンバーのMV「LINEのBGMにしてるとモテる曲」作成のご依頼を受けた話を記事にしました。
はじめに
半年ほど前になりますが、ゴールデンボンバーのPV作成のご依頼をこのブログから受けました。
その経緯やPVの内容についてご紹介したいと思います。
ご依頼者であるユークリウッド・エージェンシー(株)様より記事にする許可は頂いております。
経緯
鬼龍院翔さんの世界初のディープフェイクを取り入れたMVを作成したいという
強いご要望により、
MV作成の事務所さんから当ブログにご依頼を頂いたことが、今回の経緯になります。
鬼龍院翔さんは、
先端のITについて感度がかなり高いお方のようで、
VR技術であたったりAIであったりに興味をお持ちで、
ディープフェイクについての情報もテレビでまだ話題に上る前に知っていたようです。
当ブログへの依頼の経緯ですが、
既にAIとは全然異なるコンセプトのMV作成のシナリオができている状態で
急遽、鬼龍院さんのご要望によりディープフェイクのシーンを挿入することになり、
- 低コスト
- 短納期(数週間)
という条件の中で、受けられるのが当ブログだけだったというのが経緯のようです。
今では、中国の企業などが個人でディープフェイクを作成できるサービスを提供していますが、
2019年7月の段階では、
企業としてディープフェイクに取り組んでいる会社はなく、
東京大学の松尾研くらいしか動画作成を受けてもらえる所がなかったそうで、
コストと納期が合わず、
こちらの記事から、当ブログに行き着いたとのことでした。
https://gaishikei-jieikan.com/deepface-faceswap/
ご依頼内容をヒアリングするために事務所を訪問しました。
その際にyoutubeでアップしているサンプルを紹介したところ
吉村卓とクッキーの顔入れ替えが先方にハマり、
正式にご依頼を受けることができました。
内容
ご依頼の内容ですが、
MVの中でラップのシーンがあるので、
ごりごりのラッパーと鬼龍院さんの顔をディープフェイクを用いて入れ替えてほしいとのご要望でした。
動画を作成する上で、顔がしっかりと写っているという条件で伝えた所、
きちんと防止で髪を上げたラッパーの方を用意していただけました。
ゴールデンボンバー 鬼龍院翔オフィシャルブログ「キリショー☆ブログ」より
https://ameblo.jp/kiryu-in/image-12516233313-14563723382.html
MVについて
YouTubeで公開されている実際にディープフェイクを導入した「LINEのBGMにしてるとモテる曲」のMVになります。
2:07からがディープフェイクのシーンです。
かなり解像度がよく顔もはっきり写っている素材を頂いたので、うまく合成できました。
けれども、よく見ないと分かりづらいかもしれないです。
動画のコメント欄でも、
私が確認した限りディープフェイクについて触れているコメントは見当たりませんでした。
そもそものMVのストーリーや歌詞のセンスが特徴的でディープフェイクには注目しづらかったのかもしれないです。
さいごに
ディープフェイクという技術は、
AIを使ってプロの合成技術を素人でも簡単に再現できるのが強みだと思っております。
映像編集のプロがすでにいるのであれば、
わざわざAIを使って合成する必要もないのではないのかと思いました。
けれども、
積極的に最新技術をいち早く取り入れていこうというアイディアや姿勢は、とてもおもしろいと思いますし、そういうことができる人が新しい領域を開拓していけると思うので、応援していきたいとおもいます。
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