自衛隊

[勤務編]自衛隊員の同期について語ってみた。~一生の宝~

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概要

自衛隊での同期についてのお話になります。

はじめに

今回は、自衛隊での同期について語っていきたいと思います。

通常、陸士から入隊すると駐屯地の中での生活になり、
仕事も外部の業者と仕事をすることはほとんどありません

職場の人とは仕事も衣食住も共にすることとなるため、
通常の社会人とは違く、色々な意味で非常に濃い人間関係を毎日送ることとなります。

教育隊の半年間は、
上官として教育を施す班長達が複数人いるだけ
で、
ほとんどの生活を同期と送ります。
訓練は、分単位のスケジュールで非常にきついけれども、
仕事以外は、同期と生活するため和気あいあいと送ることが出来ます

教育が終わって、部隊に配属されると、
1年入隊が早い先輩などがいて、部屋も先輩と相部屋になり上下関係が始まります。

私の経験をベースに
自衛隊の同期についてお話ししたいと思います。

同期


自衛隊では「同期は一生の宝」といわれるくらい、
この自衛隊での同期は仲良くなり、
自衛隊をやめたとしても、ずっと関わりを持ち続けられる関係になれます。

私も、自衛隊をやめて4年は経ちますが、
一番遊びにいくのは同期です。

教育のときは、1班10名ほどで同期と訓練を受けながら、
相部屋で食事、風呂、外出など生活を全て一緒にします。

私の時の同期の年齢と経歴の割合について、

  • 高卒(18歳) 50%
    働くこと自体、実家以外で暮らすことが初めて。高校まで運動系の部活をやっていた子が多い。
  • 専門・短大卒(20歳) 20%
    就職先がなく仕方なく自衛隊に入った人が多かった。
  • 大卒(22~24歳) 20%
    大東文化や帝京大など運動系大学出身の人が多く、まれに東大や医学部卒の人がいたりした。
  • 社会人経験(23~25歳) 10%
    工場や営業などブラック企業出身の人が多く、ほぼ全員が自衛隊は天国だといっていた。

みたいな感じで、18から25くらいまでの様々な経歴をもった年齢の人がいました。

教育隊


教育隊では、上記のような構成の10人で一緒に訓練を受け、10人相部屋で風呂、食事、睡眠、外出など生活の全てを共にすることなります。

最初は、
みんな敬語で話し始めますが、
1週間くらいもすると、打ち解け始めだいたいが年齢関係なくため口で話していました。

自衛隊ならではの連帯責任は、
この10人で発生するので、整理整頓や身だしなみ、予定、忘れ物のチェックなどは全員で入念にやり、仕事が遅い同期は、協力してみんなでやったりしました。

これらが、きちんとできていないと、
時間に遅れたら、遅れた秒数分、身だしなみが指摘されたら指摘箇所x10回分腕立て伏せをチーム合計でやったりさせられます。

一番最初だと、制服のネームと階級章の縫物が、
時間内に全員で終わらせる必要があったので、
かなり手伝ったのを覚えています。

入隊してから3週間くらいで土日で初外出があるのですが、
初外出も全員で出掛けましたが、
速攻で全員一緒に漫画喫茶にいって、
仕切られた敷居の中でパソコンを触ったり漫画を読んだりして
久しぶりに1人だけのプライベートの時間を堪能しました。

3か月の前期教育が終わると、
後期教育の部隊へみんなバラバラになるため、
みんな号泣しながら、それぞれのトラックの荷台に乗ってドナドナしました。

部隊


部隊では、
後期教育隊の同期とはバラバラになり、一部数名の同期と一緒になりました。
同期とは訓練や業務ではバラバラになりますが、
誰かが何かをやらかすと連帯責任で同期全員で叱られ
同期同士でかばい合うよう訓告され、罰も同期全員で受けます

仕事が終わっても、
清掃やゴミさらい、上官の靴磨きなどの雑用を一緒にやったり、
自衛隊の規律を、完璧に覚えるまで一緒に暗唱したり、
体力検定で落ちている同期と一緒に筋トレさせられたり、

それ以外のプライベートでも
靴を磨きながら、仕事の愚痴を言ったり、
一緒に外出して朝から晩まで酒を飲み歩いていたり
生活には必ず同期がいる毎日でした。

1年目は覚えることも多いし、
一番の下っ端で雑用が多かったり規律が厳しかったり、
ツラいことが多かったのですが、
同期がいたからツラいことはシェアできて発散できたので、
途中で精神を病むことなく、任期満了までつづけられました。

同期と未だに仲が良いのは、
人生で初めて経験する地獄のように苦しい訓練や
死ぬほどつらい上下関係を一緒に乗り越えながら、
文字通り同じ釜の飯を食って衣食住を共にしていたことや、

お互いのことをすべて把握していて、
困ったときに助け合ったりしていた信頼関係がある
ことが大きいと思います。

学生生活までは、
仲の良い友達がいても、表面上だけの関係であったり、
ただ都合の良いときに遊んでいるだけの関係であったり、
何かあった時に相談も期待もできない関係性
浅い人間関係で終わってしまっていました。

自衛隊に入ったよかったことの一つは、
喜怒哀楽を一緒に経験した信頼できる一生ものの「仲間」を手に入れることができたことです。

自衛隊の門を出るときが印象的で、

同期が私宛に手紙を書いて読んでくれて、
最後に私の手を取って、
「俺とお前は、血が違っても家族やけん、ずっと繋がってることを忘れんなよ。ソウルブラザー」
と普通に生きていたら、かけてもらえることのない熱い別れの言葉を、
年下の同期にもらったのを今でも鮮明に覚えています。

きっと、死ぬまで続けられる関係があるとするなら、
自衛隊の同期がそのうちの一つなのではないかと思っております。

おわりに

現代社会では、人間関係が希薄になりですが、

濃い人間関係、一生の仲間が欲しいという方は、
ぜひ自衛隊に入隊されることをお勧めします。

今回は、自衛隊の同期について語ったので、
次は先輩後輩の関係について語りたいと思います。

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